イクラよりも青汁の方が痛風に悪い
痛風発作が出た朝、会社にて足を引きずって歩いていた私。
「どうしたのですか?」
「はあ、痛風の発作が出てしまいまして」
こんな光景は貴方の会社でも見た事があると思う。
成人男子の30人〜50人に一人くらいは痛風発作に襲われた事があり、その殆どの人が二回以上の発作に見舞われて苦しんだ経験があると思うからだ。
そしてこの続きの返答も決まりきっている。
「いいモンばっかり食べてたらダメですよー」
とか
「贅沢しすぎなんだよ!」
とか
「ビールばっかり呑んでたらダメだよ」
こんな感じではないだろうか?
この言葉は糖尿病患者に
「甘いモンばっかり食べてるから」
とか
精神を病んでる人に
「ヤル気がないだけじゃないの?」
なんて言ってるのと等しいと思う。
病というのは患者本人以外はその病について極めて無知であり、冷酷とも取れる言葉を罪の意識など無いままに平気で投げかけてくるものである。
痛風に関して言えば食物からの原因は20%くらいと言われている。
言われているというのは痛風(高尿酸血症)自体完全に解明されていないからである。
痛風は昔から帝王病とも言われているそうで、帝王は贅沢をしているから痛風になるという俗説が生まれたようである。
ナポレオンなんかも痛風だったらしい。
しかしちょっと待ったである。
実は痛風最大の要因はストレスではないか?というのが最近の医学の傾向らしいのだ。
帝王は部下に気を揉んだり他国との関係に悩んだりと常にストレスのかかる立場である。
ストレスによって尿酸を排出できない体質だった可能性は十分にある。
「痛風です」
と言うと
「魚卵食べ過ぎ(笑)」
なんて言われたりする。
無知の極みである。
実は痛風の原因となりうるプリン体を含む食物は魚卵よりも納豆の方が多かったりする事実は痛風患者以外で知る者は少ない。
否、痛風患者でも知らないかも。
更に言えば健康の象徴的な風潮の青汁、顆粒青汁等は納豆より更にプリン体が高い。
ビールの5倍は高い。
食べ物が原因の痛風発作は20%と言いつつもここ迄プリン体が高いモノを毎日摂取していると発作が起きる可能性が高い。
かく言う私も健康を願って毎日顆粒青汁を飲んでいた。
一ヶ月した頃、生涯ベスト3に入るような発作が起きてしまった。
手首や両膝がチクチクと痛み、日常生活に支障が出てしまった。
健康を取り戻したいと青汁を2倍にしたところ、更に一ヶ月後には地獄のような痛みが起きてしまった。
そこどようやくネットで調べたところ青汁が痛風発作を起こす可能性があるという事を知った次第である。
なんとスター錦野彰さんも健康を願って青汁を飲んでいたが尿酸値が急上昇したという(テレビ番組)のだ。
青汁を飲んだら必ず痛風になるという事は無いと思うが、知らずに飲んでいる人が殆どだと思うのです。
これは痛風予備軍にとって由々しき問題だと思う。
声を大にして言わなければなるまい!
「イクラより危険な青汁プリン体」
※私の場合病院からもらった薬プラス個人輸入で購入したフェブタズを予備で持っています。
もしもの場合はフェブタズを追加して飲んでます。
フェブリクのジェネリック医薬品のフェブタズは40ミリを半分にして服用しています。
いきなり40ミリを服用すると尿酸値の急激な降下が発生します(フェブタズはそれほど即効性があると思います)。
その場合発作が出る場合があり、その発作は経験上激しく痛い重いものになりますので20ミリを一週間以上飲んでから40ミリにシフトした方がいいと思います。
もちろん尿酸値は病院で検査してもらいましょう。